アンケートは、2010年5月、日本で乳がんの診療を行っている主な施設(日本乳癌学会認定施設)402施設に送り、278施設からFAXで回答を得ました。 |
(1) |
検査の方法を、若年がそうでないかで分けていますか |
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若年乳がんの術後の検査について、他の年代と分けている施設は16%だけで、多くの施設では年齢に関係なく検査をしています。 |
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(2) |
視触診を定期的に行っていますか |
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視触診(医師による乳房の診察)は、若年がどうかにかかわらずほとんどの施設で行われています。 |
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(3) |
マンモグラフィを定期的に行っていますか |
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ガイドラインでも勧められているマンモグラフィはほとんどの施設で定期的に行われ、若年でも9割以上で施行されています。 |
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(4) |
超音波(エコー)を定期的に行っていますか |
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日本では、約4分の3の施設で、術後定期検査として乳房超音波も行われています。特に、若年乳がんと他の年代を分けている施設では、若年乳がんの術後には82%で定期的な超音波検査をしています。 |
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(5) |
どのくらいの間隔で定期検査をしていますか |
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【全施設】 |
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【若年の検査を区別している施設(若年の場合)】 |
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視触診の間隔は、6ヶ月〜それ以内が多いですが回答が分かれています。今回「術後何年」かを分けずにアンケートをとりましたが、術後の経過年数により施行間隔が異なることから回答がばらついてしまったのかもしれません。
マンモグラフィは、ガイドラインどおり、多くの施設で1年に1回行われています。超音波も1年ごとが多いですが、一部の施設では6ヶ月ごとに行われているようで、若年の検査を分けている施設で6ヶ月ごとが少し多い傾向のようです。 |
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(6) |
術後何年まで定期検査をしていますか |
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【全施設】 |
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【若年の検査を区別している施設(若年の場合)】 |
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術後10年までという施設が多く、5年までという施設も一部あり、術後10年を過ぎても定期検査を続けている施設は全体で2割だけです。若年を分けている施設では、「20年まで」「期限なし」が少し多くなってはいますが、10年で終了するところが多いことに変わりはないようです。 |
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